何度も繰り返してきましたが、今回の新製品REX-Link2、REX-WHP2の最大の特徴は非圧縮によるWireless伝送です。
そのため、本来の性能を引き出すためには再生するオーディオデータも高音質であることが望まれます。
今回は、「PC-Audioは圧縮規格ばかりと興味を持たれていなかった」方、「プレーヤーソフトの設定を変更したことがない」方向けに、オーディオCDの非圧縮によるリッピング方法をご紹介します。
まずは最初にご紹介するのはiTunesによる、オーディオCDの非圧縮によるリッピングです。
iTunesは、アップル社のマルチメディアソフトウェアです。Windows版とMacOS版があり、いずれも無償で提供されています。
最新のバージョンは7.1.1になります(2007年3月23日現在)。
iTunesの初期設定ではエンコード方式は「AAC」、ビットレートは「128Kbps」です。そのため、非圧縮でリッピングを行うためには設定の変更が必要となります。今回は、Windows版でのメニュー構成に沿って説明します。
1.iTunes の「編集」メニューの「設定」を選択し「環境設定」を開きます。
4.「インポート方法」のプルダウンメニューからエンコードフォーマットとして「AIFFエンコーダ」もしくは「WAVエンコーダ」を選択します。
6.表示されるダイアログで「サンプルレート」「サンプルサイズ」「チャンネル」を、それぞれ「44.1kHz」「16ビット」「ステレオ」に設定します。
7.「OK」をクリックして設定を保存します。
8.CDドライブにオーディオCDを入れると、「インポート」の実行を確認してきますので「OK」をクリックするとリッピングが開始されます。
次回はiTunesのMacOS版でのオーディオCDの非圧縮によるリッピング方法をご紹介します。