このブログで紹介しているREX-Link2とREX-WHP2は音楽ファイルを圧縮せずにワイヤレス送信する製品ですが、音楽ファイルの世界にはさまざまなファイル形式があります。
今回はそのファイル形式についてお話しします。
音楽ファイルは、一般的にビットレート(1秒あたりのビット数)が大きいほど高音質です。ビットレートは、音の波形を1秒間に何回数値化するかのサンプリング周波数(CDの場合は44.1kHz)と、データを何ビットの数値で表すかの量子化ビット数(CDの場合は16bit)、そしてch数(CDの場合は2ch(ステレオ))で決まります。
非可逆圧縮では、ひとの耳にはわかりにくい音の成分を削除して、ファイルサイズを縮小します。たとえば、非圧縮で1分あたり約10MBのファイルを、AAC形式では約1MBまで減らすことができますが、削除した部分の音は再生されていません。
以下に、ファイル形式別の音域をあらわすグラフを紹介します。横軸が周波数(Hz)、縦軸が音の強さ(dB)となっています。人に聞こえる音域(可聴域)は低音で20Hz、高音で15000?20000Hzといわれており、高音質とされるファイル形式では20000Hz(=20kHz)までを幅広くカバーしていることがわかります。本製品の伝送帯域もまた20Hz?20000Hzであり、非圧縮の音楽がそのままの音質で聴ける性能を備えています。
同じビットレートでも、AACとMP3のようにエンコード(圧縮)方式によって音質が異なることがあります。また、音の成分を減らさずサイズを抑える可逆圧縮のロスレスでは、ビットレートを落としながらも非圧縮と同等の音質を保っています。
CDの音楽は、非圧縮でパソコンに取り込めばCDとまったく同じ音質で、ロスレスエンコード(可逆圧縮)ではCDと同等の音質で保存することができます。
詳しい取り込み方はブログの中でご紹介していますので参考にしてください。
<Windows用>
iTunes http://blog.ratocsystems.com/pcaudio/2007/03/post_08f1.html
Windows Media Player http://blog.ratocsystems.com/pcaudio/2007/03/tips_5_part3_44ae.html
<Mac用>
iTunes http://blog.ratocsystems.com/pcaudio/2007/03/tips_4_part2_916f.html