ワイヤレスヘッドホンセット「REX-WHP1」の発売開始は2004年12月。当社で最初のワイヤレスオーディオ機器「REX-Link1」が発売されてから1年と1ヶ月が過ぎた頃でした。
そしてもちろんヘッドホンの筐体をデザインすることも当社では初めての経験でした。
先日のREX-Link1のデザインに引き続き、今回はREX-WHP1の外形デザインがどのように決まったのかをお話しします。
一般的なヘッドホンの形は半円形で丸みのある物ですが、なるべく特徴がありオリジナルの形にしたいと考え、角ばった形にすることを選びました。
しかし、いざサンプルを確認すると、そのサイズの大きいこと。REX-WHP1は密閉ダイナミック式だったため大きめになることはわかっていましたが、他の同じタイプのヘッドホンと実際に直径サイズは変わらなくても、目で見て比較すると当社のヘッドホンの方がずいぶんと大きく見えます。その姿はまるで巨大な大判焼き。
実際の付け心地は良く、重さも感じないのですが、見た目から想像する装着感はずっしりとした重さが頭にのしかかってきそうな印象を受けました。
もっとこの軽い装着感を感じてもらえないかと言うことで、巨大な大判焼き型から角を落としたり削ったりと形を整えて工夫を重ね独特なREX-WHP1のヘッドホンができあがったのです。
そして色ですが、ヘッドホンでは黒やダークブラウンを始めとした暗く高級感のある色が好まれて使われていますが、やはり他のヘッドホンがあまり使用していない色ということでREX-Link1の受信機本体と同じパールホワイトを採用しました。
他とは違う形と色にこだわって作ったヘッドホンREX-WHP1。皆さんならどんなデザインのヘッドホンを考えましたか?